当組合は、昭和49年(1974年)工場集団化事業として設立され、組合員14社、工場出荷額520億円、従業員数約1,800人、構成企業は素形材産業(鋳造、メッキ、ブレス、木型、金型)高度熟練加工業、最先端技術産業(センサー、イグニッションコイル、クリーンルーム、工作機械)等 多種多様に至り、正に製造工場の宝庫であり、歴史と伝統と実力をかね備えた鳥取県屈指の協同組合に成長しました。
この背景には、グローバル化、空洞化、国内規模縮小、海外との競争、コスト削減、原材料の高騰等 生き残りをかけた闘いがありました。このような激変の時代を乗り越え、さらに発展するため、次の4点を重点施策として組合活動を活性化したいと考えております。
【1】再編と転換
各委員会を活動する委員会として有機的にダイナミックに連動変化させる。
・総務委員会:組合財産の活用
・金融委員会:転貸融資並びに税務
・教育福祉委員会:人材育成
・ビジョン推進委員会:中長期計画の策定、共同事業の推進
【2】連携と共生
産学官金との積極的連携と地域社会との共生(各種協同組合との交流)
【3】更なる基盤技術高度化に向けた取組
基礎技術講習会、講演会、勉強会の実施
【4】人材育成の推進
組合青年部との融合
この度、協同組合鳥取鉄工センターの理事長に就任いたしました木下貴啓です。
私どもの組合は昭和49年に発足いたしました。44年の年月の間、設立当初の苦悩を乗り越え、バブル経済の崩壊、リーマンショック等の荒波に翻弄されながらも国、県、市、また金融機関等のご協力を得ながら組合員企業も研鑽を怠ることなく、鳥取県、鳥取市の発展につながるよう活動してきました。
今、まさに新型コロナウイルスに翻弄され製造業は過去の荒波以上の経験したことのない状況に直面しております。組合員企業英知をしぼり、より強い企業へ、より魅力ある企業へとなりますよう、より一層努力する覚悟であります。 |